いつか晴れてほしい空2

小学生のママが社会、教育、生き方について思うあれこれ。

自分が過労死しないために学ぶー「学ぶとはどういうことか」

電通の過労死について考えたこと。

 

再発防止のために

雇用側の意識の変化は当然だが、

雇用される側も防衛のために意識の変化が重要だ。

 

企業や組織の誰かが決めた過労マニュアルを習得すること、あるいは世間のいう「勝ち組」になることが唯一の正解だと盲目的に思い込むのではなく、

そのような価値観を疑い、考える意識の変化だ。

”自分にとっての真の幸せをもたらす生き方は何か?”

 

 

佐々木毅さん(東大元総長)の『学ぶとはどういうことか』という本によれば、「勉強」、「学ぶ」は次のように説明できるそうだ。

 

「勉強」・・手本と回答がある。受け身。『わかっていること』の再確認。判断力と行動に限界がある。手本やマニュアルを誰よりも早く習得する→学校秀才

「学ぶ」・・『わかっていること』を『疑い』、『わかっていないこと』に挑戦すること。自発性を伴う。危機や非常時、想定外を乗り越える判断力と行動につながる。

 

「勉強」がないと「学ぶ」ことができないが、「勉強」をしていれば「学ぶ」態度が自発的にでてくるとも限らない。

多くの人が「勉強」でとまったまま満足している。

 「学ぶ」ことが自身の人生の危機を乗り越える力となるだろう。

 

かくいう私も、社会人になって人生の危機を前に初めて、「学ぶ」ことに出会い、乗り越えることができた。私にとって、もっとも大切なものを失わずに済んだ。

 

「勉強」だけでなく、「学ぶ」ことにも目を向けてみたら過労死から身を守ることができるかもしれない。

 

さて、この本を読んでみて。

日本は明治維新と戦後と大きく社会体制が変わったけれども、それは内部からの変化というより外圧による変化だった。「勉強」は得意で熱心に取り組むが、「学ぶ」ことがない結果なのだろう。「勉強」は既存の価値や権力に忠実なのに対し、「学ぶ」ことは既存の価値や権力への挑戦で、リスクが伴うからだ。また、「学ぶ」環境が整っていないからだ。

生産過多で地球環境の限界もきている中で日本がこのままこれまでと同じように前に進むことはできない。考え方や価値観の変化が必要で、このとき「勉強」だけではなく、「学ぶ」ことが力になる。

だから、「学ぶ」態度を引き出す教育環境を整えることが必要だ。

受験や就活、過労など目の前に次々と迫る課題に追われることなく、「学ぶ」時間を確保できるようにする。小学生の頃から「勉強」とともに「学ぶ」態度の基本である、答えのわからない問題について考える機会を多く設ける。社会の「学ぶ」態度への寛容さも重要だ。

「学ぶ」ことがみらいにつながる。

 

 

学ぶとはどういうことか

学ぶとはどういうことか

 

 

 電通の過労死事件があったにも関わらず、こんなのがまかり通ってます。↓

 

itusora.hatenablog.com