その我慢必要?子どもに水を我慢させる先生。ー熱中症
先の記事に関連して。
「みなと同じ」を強制した結果、
命にかかわる状況となった出来事。
初夏のある日、こどもが体調悪そうに学校から帰ってきた。いつも元気に「ただいま!」と言って帰宅するのに。
聞けば、
運動会のダンスの練習中、
こどもが暑くて気持ち悪くなってきたから、
水を飲みたいと言ったそうだ。
でも、先生は「みんな我慢してるよ。」
と言って水を飲ませてはくれなかったと。
熱中症になりかかっていた。
その日もニュースで中学校で熱中症で何人も生徒が倒れたといっていた。
驚いて先生に確認すると、やはりそうだと。しかも『我慢できないのはワガママ』という認識のようだ。
こどもたちを管理し、教える立場である先生は厚生労働省のパンフレットなどでいいから熱中症について正しい知識を持ち、むしろこどもたちに教えていかなければならない。
*子供は体が小さく、予備能力が低いため、脱水になりやすい。
*また、子供は自分に起こっている状況がわからずに、「我慢」してしまう。
*熱中症や病気に対する体の耐性は個人差がある。
こうしたことを踏まえて、先生に求められるのは
*こどもたちに具合が悪いとか水を飲みたいと言うことを我慢する必要はないし、我慢するべきではないと伝える。
*水を取れていないこどもがいないか目配りすることはもちろんのこと、「具合悪くない?お水飲もうか。」と積極的に声かけする。
さて、当の先生は理解しなかったけれども(なんと!!子どもに「またお母さんに何か言われちゃうからね〜!」と言った)、幸いなことに学校側は理解が早く、(というより、学校側は熱中症対策と呼びかけていたものの、スローガン的で現場レベルでは理解が徹底していなかったのだろう)熱中症対策を進めて下さったので、一応、子供は水を飲ませてもらえるようになった。
やはり、安易に「みなと同じ」を強制してはならないし、「みなと同じ」という理由で従うべきではない。