神を感じるとき
宗教施設の美しさに神聖な感覚になることはあっても、神を感じることはない。
どうしても、人が生み出したものの中に神がいると実感できない。
そこに人々の思いや願い、祈りはあると思うけれど。
でも神を否定しているのではない。
私は神はいると思う。
神はいる と確信する瞬間がある。
それは自然の中に、宇宙の中に
シンプルでムダのない美しい調和が保たれているのを見るとき。
ある植物の葉は真上から見て、222.5度ごとに位置していくそうだ。
そうすれば、葉が重なることなく、太陽の光をあびられるから。
人から見れば自然災害と思える現象にも、意味があったり、
どんな命にも意味があって、他の命へとつながったりしていく。
すべては自然の 調和 のため。
人が生まれるずっと昔から保たれてきた
人の想像を遥かに超える
調和と秩序。
ここにこそ神を感じ、
この調和の中に自身も組み込まれていることに不思議な安堵感を覚える。