沖縄ヘイトはなぜ生まれる?物事を多角的に見よう。
テレビのニュースを見ながら
「沖縄はダメだね~」
という人がいた。
この人はそんなに沖縄の問題に詳しいのだろうか?
テレビや新聞、インターネットのニュースサイトを少しなぞっただけで、物事の両面をみることはできない。みるように意識しないとできない。人は見たいものしかみることができないから。
テレビや新聞、インターネットのニュースサイトは大多数の人が読みたいものを発信するという性質上、完全に中立であることは不可能だ。今は多くが右よりだ。それだけ多くの人が右よりの内容を求めているということかもしれない。
見る側としては常にどのような立場から発信されているかを考えながら受け取らないと、知らず知らずのうちに偏った考えを持ってしまう危険がある。
ある考えがすべての立場から考えた上でたどり着いた結果であれば、問題ないのだが、片面だけ見て、すべてわかった気になって、ジャッジを下すのはあまりに無知というもの。さらに、始末が悪いのは本人が無知であることを自覚していない点だ。中にはあえてもう片面を見ようとしないものもいるだろうが。
日本特有の『記者クラブ』という政府の広報機関と化したようなところから情報が発信されている以上、どうしても「政府」が主語となるニュースが多くなる。
たとえば、沖縄問題に関しては、政府が正しく、沖縄が間違っているという論調になる。だから、これをただうのみにする人が何かわかったつもりになって、
「沖縄はダメだね~」
なんてこぼす。
これが、エスカレートしてオキナワヘイトになる。
私自身は沖縄問題に詳しくないので
今後基地をどうすべきかということについて述べる立場にはないけれども、
沖縄に基地を負担してもらっているということぐらいはわかる。
だからそんな風に上から目線で沖縄ダメだなんていうことに非常に違和感を感じる。