文明の進歩は幸せにつながるのか?
奥多摩の森林は江戸時代、幕府によって大切に保護されていた。
それが明治時代になって木々が次々と伐採され、
山々はすっかりはげ山になってしまった。
これまで、文明の進歩が最もすばらしいことのように語られてきた。
一方未開であることは蔑まれてきた。
本当に文明の進歩は人々を幸せにするのか?
文明が進んでいてもその代償として
守るべき、自然、命、絆、愛・・が
守られず、
これらに人々も守ってもらうこともない世界。
未開だとしても守るべきものを理解し、守って、
これらに人々も守られている世界。
どちらが幸せなんだろう?
このままただひたすらに
文明の進歩を礼賛していくことで
より幸せな世界が待っているのだろうか?