親子でディスカッションはいかが?ー「こども哲学」
最近では中学受験でも
自分の考えや意見を作文で述べたり、
ディスカッション形式で発表したりすることが
求められているようです。
以前、フランスの幼稚園で哲学対話に取り組む様子を追った映画、
「ちいさな哲学者たち」という映画を観ました。
その映画ではなんと3歳から!対話を開始していました。
自由に考え、考えたことを言葉にするのに長い時間が必要でしたが、
2年後にはディスカッションらしくなってきました。
未就学児が
「自由ってなに?」とか「死ぬってどういうこと?」とかについて
自分の考えを言葉にしたり、他人の考えに耳を傾けたりしていました。
あるテーマについて考えたり、考えて言葉にするのに早すぎるということはないのだと感じました。
自分で考えたり、
他人の考えに耳を傾けたり、
他人から刺激を受けたり、
さまざまな考えがあると知ったりすることは
人生の様々な困難を前に柔軟に考え、
人生を生き抜く力につながるでしょう。
また、考えの違う他人に対して寛容な精神が育まれるでしょう。
人生の困難とはすでに小学生からあり、いじめや友人関係、親子関係、規則などが考えられます。そのときにどう考えるかというヒントになります。
さっそく子供に哲学対話をやってみようと考え、見つけたのがこの本です。
もちろん私は哲学対話なるものをやったことがないのだけれど、
この本なら、親子で読んで対話ができます。
例えば、本にある「いつも、みんなとおんなじ考え?」という質問をこどもにして、子供が答える。その後、『ほかの子の意見もみてみよう』と本にある、いくつかの意見を一緒に読んでみる。一緒に考える。
という使い方をしています。
全面カラーで楽しく読めます。
生き方、考え方を親子でゆっくり考える時間を持つのもいいかもしれない。
- 作者: オスカー・ブルニフィエ,フレデリック・ベナグリア,重松清,西宮かおり
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2006/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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